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「Android M」の新機能「Now on Tap」--グーグル製アシスタントの強みと懸念点

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年06月03日 07時30分
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 「Google Now」の新しい機能は、「Android M」OSアップデートで最も期待が高まる部分だ。「Now on Tap」と呼ばれるこの機能は、Google Nowの一部としてアクティブに動作するアシスタント機能であり、Appleの「Siri」をはるかに超えるパーソナルアシスタントを打ち出すというGoogleの構想が如実に反映されている。

 現時点においてそれは、Android Mの数カ月後の一般提供までに、Googleのエンジニアがユーザーのニーズを予測できるコードをどれだけ作成できるかということにかかっている。

Now on Tapとは何か

 Now on Tapは、いわばユーザーの心を読むべく開発されたような機能だ。ユーザーが操作している画面を常にそのデジタルの目で見守る同伴者として、ユーザーが読む電子メールや記事、聴いている音楽、さらにはドライブするルートについて補足的な情報を収集し続ける。

 Googleは、サンフランシスコで開催の年次会議Google I/Oで、Google Nowの新機能Now on Tapを発表し、高度なシナリオをいくつか紹介した。たとえば、レンタカーを空港に返しにいく途中でNow on Tapがガソリンスタンドを教えてくれるというシナリオだ(Google Nowは今でも、待ち合わせに間に合う出発時刻を提案するほか、予定されているフライトの状況を追跡することもできる)。

 別の場面では、何らかのアクションが必要な項目を電子メール内において探し出すこと(たとえば、名前が記載されているレストランの情報を表示し、アプリからディナーの注文を促す)や音楽の再生が可能で、初めて訪れた場所で飛行機から降り立ったときには、レンタカー情報や天気予報の検索を手伝ってくれる(その他のシナリオは、こちらのフォトレポートを見てほしい)。

Android Mに搭載されるGoogleのNow on Tapは、ユーザーが何を見ているのかを認識し、ユーザーが次に知りたいことを推測する。
Android Mに搭載されるGoogleのNow on Tapは、ユーザーが何を見ているのかを認識し、ユーザーが次に知りたいことを推測する。
提供:James Martin/CNET

素晴らしい点

  • オンデマンド:Now on Tapは、(伝統的な意味で)正しいアシスタントのように、ユーザーのすぐそばに一瞬で、しかも邪魔にならないように現れる。必要なときに、端末のホームボタンを長押しして呼び出すことができる(ただし、端末メーカーによってはNow on Tapを呼び出すアクションを変更することがあるかもしれない)。
  • 必要なときにいち早く:Google Nowはすでに、待ち合わせの出発時刻のリマインダーなど、役立つ情報を提供しているし、リマインダーの設定など、ユーザー自身が考えていることをやるように提案する。Now on Tapはこれをさらに簡単にできるように、ユーザーが今していることや考えそうなことに基づいて、そのときどきで適切と思えることを表示する。適切でない場合は、無視すればいいだけだ。
  • 状況に応じた検索:ようやくだ。スマートフォンに、自分が今やっていることを理解できるくらい賢くなってほしいと何度望んだことか。オンラインで記事を読んでいる場合には、Now on Tapがそのリンクの共有方法を何通りか表示するはずだ。Google検索も同じような手がかりを提示し、検索語をもっと短く簡潔なものにすることができる。
  • 現状でも優秀な音声認識がさらに向上:Googleの自然言語データベースへの取り組みによって、Google Nowの検索(とNow on Tapの検索)は、今まで以上に精度が高くなるはずだ。念のために付け加えておくが、Google Nowが筆者の音声検索を正しく理解する精度に、筆者は今でも感嘆している。

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