キノコ型のクラゲ
学名:Dendrogramma enigmatica
この奇妙な小型生物はオーストラリアのビクトリア沖の水深1000mの海底に生息する。
キノコのように見えるが、その正体は分かっていない。おそらくクラゲと何らかの関係があるのではないか(刺胞動物門か有櫛動物門のいずれか)と推測される。
しかし、刺胞動物門や有櫛動物門の進化のいたずらや特徴は、Dendrogramma enigmaticaには全くない。全く新しい門という可能性もある。
興味深いことに、Dendrogramma enigmaticaは約5億4100万年前の先カンブリア時代の化石に似ている。先カンブリア時代には、地上に植物や動物は存在していなかったと考えられている。この得体の知れない生物(平らな部分の直径はわずか11mm)は生きた化石かもしれない。
提供: Jørgen Olesen