側転をするクモ
学名:Cebrennus rechenbergi
このモロッコのクモは曲芸を使って、危険から素早く立ち去る。8本の滑りやすい脚で走り去るのではなく、回転草のように側転する。まず、後ろ足で立って前足を上げる典型的なクモの威嚇ポーズをとるが、それが失敗すると一目散に逃げ出す。
Cebrennus rechenbergiはよく、回転する車輪のような形で逃走し、速度は地形に関係なく2倍になる。
このクモは、ベルリン工科大学の生物工学教授であるIngo Rechenberg氏によって発見された。Rechenberg氏はこのクモの必死の逃走をモデルにして、回転しながらごろごろと進む「Tabbot」というロボットを作った。Cebrennus rechenbergiの側転はこちらの動画で見ることができる。
提供: Professor Ingo Rechenberg, Technical University Berlin