Apple WatchはiPhoneに接続して使用することを前提にした製品だが、現時点で分かっている限り、スタンドアロン状態でも使用できるいくつかの機能がある。それらはアクティビティやエクササイズの記録、あるいはApple Payを使用した支払い、スマートウォッチにダウンロードした楽曲の再生だ。ただし、フィットネス記録機能のいくつかの要素は、GPS情報などのスマートフォンの機能に依存しているようだ。Apple Watchはプレイリストを同期できるが、どれだけのストレージが利用できるかはまだ分かっていない。Apple Watchが独立したデバイスとしてどの程度まで機能するかはまだ不明だが、機能することだけは分かっている。また、Wi-Fi経由での接続もできるため、Bluetoothでペアリングされていなくても、自宅内で使うことができる。
もちろん使える。デジタルクラウンはApple Watchの右側面に装備されているが、心配する必要はない。どちらの腕にもはめられる。Apple Watchは上下を逆にしても使えるように設計されているため、画面の上下を反転させて、クラウンが左側面に来るように装着できる。ただしこの場合、連絡先表示用のボタンはクラウンの上に配置されることになる。
Appleが想定する日常的な使用方法に基づく計算では、フル充電の状態から18時間使用できる。Apple Watchはワークアウトで6時間心拍数を計測でき、Bluetooth経由で6時間音楽を再生できる。実際にレビューが可能になるまでは、実生活でどの程度使用できるかは分からないが、この数字はスマートウォッチのバッテリ持続時間としてはかなり短い。
主な競合相手は、サムスンと同社の「Tizen」ベースのスマートウォッチ、そして改善され続けているGoogle主導のAndroid Wearスマートウォッチだろうが、ほかにも競争の対象となる、小さくてファッション性の高いスマートウォッチは数多くある。Pebbleは新製品を計画しているし、Swatchも独自のスマートウォッチに取り組んでいる。ほかにもあることは確かだ。Apple Watchは、今後、激しいファッション・テクノロジ競争を引き起こす可能性がある。Apple Watchをフィットネス用のガジェットだと考えるなら、「Basis Peak」や「Microsoft Band」、Fitbitの最新のウェアラブルデバイスなどの心拍トラッカーも、潜在的な競合相手と見ることができる。
iPadが発売された時、多くの人はこれを「大きなiPhone」か「キーボードのないノートPC」だと言っていたが、結局は1つの新しい分野を築いた。2つの発表イベントを経ても、Apple Watchには分からないことが多い。このデバイスはユーザーに必要性を示せるのだろうか?今のところ、誰がこれを必要とするのかは不明瞭だ。しかし、将来は多くの人が欲しがる製品になるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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