連携可能なスマートフォンは「iPhone 5」と「iPhone 5c」「iPhone 5s」「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」だ。残念ながらそれよりも前のiPhoneは対象外となっている。また、「Android」搭載スマートフォンにも対応していない。これはiPhoneを持っている人向けの製品であり、サムスンのGearシリーズがサムスンの特定製品としか連携できない、あるいはAndroid Wear搭載スマートウォッチがAndroid携帯としか連携できないのと同様だ。
他の多くのスマートウォッチと同様に、Apple WatchはiPhoneとともに使用するよう設計されている。つまり、装着中に使用するほとんどの機能はペアリングして接続状態にしておく必要があるわけだ。とは言うものの、接続していなくても使える機能はある。Apple Watchは、BluetoothとWi-Fiをサポートし、自宅で無線ネットワーク上にいれば、携帯電話がペアリングされていない間でも接続されたままだ。
このスマートウォッチには、最新の「S1」プロセッサが使用されており、ジャイロセンサと加速度センサを備えているほか、スマートフォンのWi-FiとGPSを利用できる。Digital Crownを押せば、ホーム画面に戻る。また、音声入力が可能で、非常に正確に時間を同期し、誤差はプラスマイナス50ミリ秒となっている。さらに、通知やアラーム、その他のメッセージをソフトな振動で知らせるための触覚処理プロセッサ「Taptic Engine」も搭載している。
iPhone 6と同様、Apple Watchにも近距離無線通信(NFC)が搭載されている。これによってApple Payを利用した支払いが可能になり、ホテルの客室のドアを開けるための鍵としても使用できる。
充電はどのようにするのだろうか?その答えは、マグネットと電磁誘導方式をうまく組み合わせたものとなっている。本体背面に充電機構が吸い付くようになっているのだ。
数多くある。しかしすべては、面取りされたエッジで四角い画面デザインが基調となっている。3つのコレクションと、2種類のサイズ、6種類のバンドによって驚くほど多くの組み合わせが作り出されている。1つ目のコレクションはステンレススチール製のケースとセラミック製の背面、サファイアクリスタルを採用した「Apple Watch」だ。2つ目のコレクションは軽量アルミニウム製のケースと複合材を使用した背面、Ion-Xガラスを採用した「Apple Watch Sport」である。そして3つ目のコレクションはセラミック製の背面とサファイアクリスタルを採用し、ケースを18カラットの金で仕立てた「Apple Watch Edition」だ。各モデルに2種類のカラーが用意されている。ステンレススチールとスペースブラックステンレススチール、シルバーアルミニウムとスペースグレイアルミニウム、18Kイエローゴールドと18Kローズゴールドだ。
サイズは男性用と女性用、あるいは大人用と子供用に相当する「42mm」と「38mm」の2種類が用意されている。バンドはリリース時には6種類あり、金属メッシュとマグネットを組み合わせた「ミラネーゼループ」から、マグネット式のレザー製バンド「モダンバックル」や「レザーループ」、金属リンクを使用した「リンクブレスレット」、クラシックなレザー製の「クラシックバックル」、フルオロエラストマー製のカラフルでスポーティーな「スポーツバンド」という幅広い選択肢が用意されている。これらだけでさまざまな使用シーンを網羅できているうえ、他のメーカーからも星の数ほどのバンドが出てくるだろう。なお、バンドの交換作業も容易になっている。
バンドは49ドルから数百ドルのものまで用意されており、Apple Watchの価格に大きく影響する。
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