「140文字ではサイトや商品の魅力が伝えきれないし、膨大な数のツイートにすぐ埋もれてしまう」――Twitterユーザーなら、誰もが一度は感じたことがあるだろう。この悩みを解決するのが「Twitterカード」だ。自身のウェブサイトに数行のHTMLコードを入れるだけで、ツイート内に画像や動画を表示できる機能で、誰でも無料で利用できる。
実は2年前から提供されている機能だが、2014年4月までサイトが日本語化されていなかったため、日本での認知度はそれほど高くないのだという。「2月から専門チームも立ち上げた。これまで以上に企業やサイト運営者の方に活用していただきたい」と、Twitter Japanの御代田亮平氏は語る。
では、Twitterカードでは何ができるのか。現在、利用できるTwitterカードは以下の7種類だ。
【1】 Summary Card:タイトルやサムネイルなどを表示する標準のカード。
【2】 Summary Card with Large Image:Summaryカードよりも画像を目立たせるカード。
【3】 Photo Card:写真表示をメインにするカード。
【4】 Gallery Card:複数の写真を表示するカード。
【5】 App Card:アプリを紹介するカード。
【6】 Player Card:動画や音声プレーヤーを表示するカード。
【7】 Product Card:商品情報を表示しECサイトへ誘導できるカード。
御代田氏によれば、最も利用されているのは「Summary Card」だが、動画を再生できる「Player Card」も人気だという。なお、自身のツイートをより目立つように表示させたり、フォロワーのアクションを促したりできる広告商品「リード・ジェネレーション・カード」や「ウェブ・サイト・カード」も提供している。7月2日に公開されたTwitterのタイムライン上で電子書籍が読める「Twitter ePubビューワー」も、このTwitterカードの仕組みを利用しているようだ。
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