140文字では足りない思いを伝える「Twitterカード」--写真や映像で訴求 - (page 2)

「Twitterカード」を利用するには?

 Twitterカードの実装方法は、選んだカードのメタタグをサイト内に適用し、Twitterに申請するだけだ。審査は数営業日で終わるという。サイトのURLごとに別のカードをつけることができ、カードのメタタグが入っているURLがツイートされるとその内容が反映される。なお、メタタグのタイプがそれぞれ異なるため、複数のカードをまとめて申請することはできない。

  • Twitter Japanの御代田亮平氏

 すべてのTwitterカードには、アプリのダウンロードを促したり、すでにインストール済みのアプリを立ち上げたりするメタタグを追加できる。これによりユーザーは、たとえば写真共有サイト「Flickr」の情報が載っているツイートを選ぶと、自身のスマートフォン内のFlickrアプリが連動して立ち上がり、該当の写真を閲覧できる。

 同社では1月から、Twitterカードの効果を分析できるツール「Twitterカードアナリティクス」も提供している。クリック回数やアプリのダウンロード回数など、ツイートに対してフォロワーがどのように反応しているかや、どのツイートでどれほどフォロワーの増減があったかなどを把握できるようになっている。「単に情報を表示するだけでなく、サイトオーナーとユーザーとのエンゲージメントを高められる」(御代田氏)。

 米国では、一部の企業や団体と共同で、このTwitterカードを応用した実験的な取り組みを進めている。米国の映画チケットサービス「Fandango」のアカウント(@fandango)では、ディズニー映画「アナと雪の女王」の画像やトレーラーのリンク、さらにはチケット購入画面へのリンクなど様々なカードを組み合わせたツイートを投稿して話題となった。

  • 「E!Online」でツイート内に投票機能を実装

 また、米国のエンタメ情報を発信する「E!Online」のアカウント(@eonline)では、誰がアカデミー賞で主演女優賞に選ばれるかをフォロワーが投票して競えるツイートを発信した。これらはあくまでも実験的な取り組みで、日本での提供は未定だが、今後もこうした140文字では伝えきれない情報や、Twitterの拡散性を活かしたコンテンツを増やしていきたいという。

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