TwitterとFoursquareが提携してツイートに位置情報を組み込むという報道が浮上している。
両社が提携すれば、Foursquareが個々のツイートに対する位置情報の提供を支援することになるという。Business Insiderが米国時間12月17日、匿名情報筋の話として報じた。この提携は2015年に始まり、「位置情報に基づく」新機能が早ければ第1四半期にも提供開始される可能性があると同サイトは報じている。
Twitterは既に、位置情報に基づく機能を一部提供している。Twitterでは、ユーザーが自分の位置情報をプロフィールで公開できるようにしている。Twitterは現時点では、個々のツイートの詳細な位置情報を提供していない。
Foursquareは、2009年から位置情報を利用するサービスを展開している。ユーザーは同社のモバイルアプリを使用して、場所に「チェックイン」し、周辺の情報を探索することができる。Foursquareは2014年5月、方針を変更し、チェックイン機能を「Swarm」というスタンドアロンアプリとして独立させた。Foursquareアプリは現在、ローカル検索により重点を置き、ユーザーの位置と嗜好に基づいてコンテンツを提供するようになっている。
Twitterは、ツイートをユーザーにとってさらに関連性が高く興味深いものにし、成長が失速していないと投資家らを納得させるための取り組みを続けている。2014年に開催されたアナリスト向けのイベントでは、ロケーションベースの情報がサービスの強化につながる可能性があると示唆していた。ツイートにコンテキストを与える(会話がどの国、都市、近所、または会場で交わされたかを特定する)ことで、ユーザーエンゲージメントを向上させられるという。また、位置情報によってユーザーは、故郷や現在地など、関心のある場所から発信されたツイートを検索することができるとも同社は述べていた。
現時点では、TwitterとFoursquareの間の契約は、買収や合併ではなく提携になるようだ。
Foursquareは報道に関するコメントを避けた。Twitterにもコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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