プレイドは、ECサイトなどでリアル店舗のような接客を実現するサービス「KARTE(カルテ)」を今秋に一般提供する。これに先駆け、7月2日にフェムト・グロースキャピタルなどから1億5000万円の資金を調達したことを発表した。
KARTEは、ウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけで、訪問者の特徴や行動をリアルタイムに分析して可視化するサービスで、個々の来訪者にあわせた接客を可能にするという。あらかじめ施策のテンプレートが用意されており、サービス導入後に利用したい施策を選ぶだけで、自動で効果的な接客ができるようになるとしている。
プレイドの代表取締役社長である倉橋健太氏は、2005年に楽天に新卒で入社し、ECモール「楽天市場」のウェブディレクションやマーケティング、モバイル戦略などを担当してきた人物。ウェブサイトでも、リアル店舗のように訪問者の状況にあわせた異なるアプローチでの接客を可能にしたいという思いからKARTEを開発したのだという。
現在はクローズドベータ版を提供しているが、同社では今回の資金調達を通じて開発体制を整備していきたいとしている。また、これにあわせて同社に出資したフェムト・グロースキャピタルでゼネラルパートナーを務める磯崎哲也氏が社外取締役に就任する。
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