楽天は7月1日、格安航空会社(LCC)のエアアジアが日本で設立するエアアジア・ジャパン(資本金70億円の予定)に18%の出資をすることを発表した。今後は、旅行サイト「楽天トラベル」の海外展開を加速させるとしている。
エアアジアは現在、アジアやオーストラリアなど18カ国208路線を運航している。日本ではANAと合弁会社エアアジア・ジャパンを設立して2012年8月から運航していたが、業績不振を理由に2013年6月にこれを解消し、日本市場から撤退していた。
楽天では、世界におけるLCC市場は、東南アジアが52%、北米や欧州が30%以上のシェアを持ち、さらなる拡大傾向にあると説明。今回の出資を通じて、国内17拠点、海外12カ国20拠点で展開する楽天トラベルにおいて、東南アジアへの集客強化など海外旅行事業の拡大を目指すとしている。
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