KDDIは6月6日、ハンドメイド作品のマーケットプレイス「Creema (クリーマ)」を運営するクリーマと業務提携したことを発表した。また、グローバル・ブレインが運営する「KDDI Open Innovation Fund」を通じて1億円を出資する。
Creemaは、創作活動に取り組むクリエイタと消費者がオリジナル作品を売買できるソーシャルコマースサイトで、2010年にサービスを開始している。現在、約1万8000人のクリエイタが手掛けた50万点のオリジナル作品が出品され、月間100万人以上のユーザーに利用されているという。流通総額は3年連続で400%以上の成長を続けているとのこと。同社はウェブだけでなく、大型イベントや実店舗「Creema Store」なども展開している。
今回の提携により、KDDIは「auスマートパス」などauのサービス内でCreemaを訴求するほか、クリーマはCreema上で「auかんたん決済」を利用できるようにする。また、7月以降には「au WALLETカード」決済を導入することで、au WALLETの利用促進やEC事業全体における総流通額の拡大を目指すとしている。
なお、両社の発表によると、スマートフォンの普及やソーシャルネットワークの拡がりを背景に、国内のCtoC市場は活性化しており、中でもホビーやハンドメイド関連の市場規模は、一般社団法人日本ホビー協会「ホビー白書 2013年版」の試算で8246億円と推計されているという。
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