ノキア製モバイル端末を振り返る--ヒット製品から風変わりなモデルまで - 20/24

「Nokia 7280」
2004年発表

　もちろん、これも携帯電話だ。「リップスティックフォン」とも呼ばれていたNokia 7280は、中央の部分を引き離して電話に出るようになっていた。これにはどんな種類のキーボードもついていなかったので、この携帯端末を操作するには、スクロールホイール、メニュー/OKボタン、2個のソフトキーだけで操作するよりほかになかった。電話番号をダイヤルするのは面倒だったが、テキストメッセージを入力するのは、数字キーがなくても驚くほど簡単だった。VGAカメラ、FMラジオ、Bluetoothが搭載されていた。WAPブラウザも搭載していたが、この小さなディスプレイでは使いづらかった。筆者はこの携帯電話を実際に使っている人を1人しか見たことがない。

　2005年に、Nokiaは第2世代として、ゴールドに輝く「Nokia 7380」を発売した。「Fashion」シリーズでほかに目立つ携帯端末としては、回転式の「Nokia 7370」や、フリップ式の「Nokia 7390」がある。

提供： CNET