フィンランドの電気通信機器メーカーNokiaは、Microsoftによる携帯電話部門の買収完了から間もない現地時間4月29日、新しい最高経営責任者(CEO)にRajeev Suri氏を任命した。
Microsoftによる携帯電話部門の買収が発表された2013年9月以降、Nokiaの暫定CEOをRisto Siilasmaa氏が務めていたが、46歳のSuri氏がSiilasmaa氏の後を継ぐ。Nokiaの会長でもあるSiilasmaa氏は、当時CEOだったStephen Elop氏が退任して古巣のMicrosoftでデバイス部門責任者になった際、暫定CEOに就任した。
Suri氏は1995年にNokiaに入社し、2009年にはNokia Solutions and Networks(NSN)部門のCEOに就任した。NSNは、世界各国の企業に製品とサービスを販売しており、その前身はNokiaとドイツのSiemensの合弁企業だ。Suri氏は2012年、Nokiaがこの合弁企業を買収した際、その解体を監督した。
Suri氏が5月1日に新CEOに就任すると、Siilasmaa氏は会長専任に戻る。
Nokiaはまた、通常の配当の再開、過剰資本の株主への分配、自社株買い、債務削減などからなる50億ユーロ(約69億ドル)の資本改善プログラムを発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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