Gear FitにはIP67準拠の防塵・防水機能があるが、シャワー中や水泳中に使うことは想定されていない。筆者は、手を洗うときは着けていたが、息子を風呂に入れる時には外していた。結局、シャワーを浴びるときには着けていた。
これまでに登場したフィットネスバンドは、歩数計としては機能したが、「次の一歩」を促す刺激に欠けていた。確かに自分が1日に1万歩歩いたことはわかるが、積極的なエクササイズについてはどうだろうか?筆者は医者から、高い心拍数を維持する運動をするようにと言われている。「Nike+ Fuelband」や「Fitbit Force」など2013年に発売されたフィットネスバンドは、歩数を記録するだけだった。Gear Fitは、「Basis Band」やWithingsの「Pulse」などの最近のウェアラブルデバイスのように、歩数を記録すると同時に、心拍数モニタも備えている。
Gear Fitは、心拍数画面でボタンを押すだけで心拍を計測できるが、完了までには数秒間かかる。緑のLEDテクノロジが、バンドの裏側についている。計測するには比較的静かに立っている必要があり、Gear Fitを逆につけてディスプレイが手首の内側に来るようにした方が、モニタはうまく動作するようだった。これは筆者の腕毛が多いことが原因かもしれないが、通常の着け方の場合、スムーズに計測できないことも多かった。
ところで、ディスプレイを内側に向ける着け方は、運動中に歩数や心拍の状態をチェックするにも、歩きながらメッセージを読むにも、表側に向けるよりも楽だ。Gear Fitはこのように着けるように意図されていたのだろうか?それはわからない。
エクササイズモードでは、心拍のデータは常にチェックされている。Gear Fitにはウォーキング、ランニング、サイクリング、ハイキングの4つのモードがある。どのモードでも、時間、距離、推定燃焼カロリーの目標を設定することができ、タイマーの値のすぐ右に心拍も表示される。ランニングモードには、心拍数に応じてアドバイスを表示するコーチングモードもあり、スピードの上げ下げを指示してくる。より詳細な心拍設定によって最大心拍数を入力できるので、それに応じたコーチングを設定することができる。
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