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サムスン「Gear Fit」レビュー--フィットネス向け曲面ディスプレイ搭載スマートバンド

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2014年04月28日 07時30分
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 「Gear Fit」を使い始めて数日経った頃のこと、筆者は手首にはめているバンドに目をやった。曲面ディスプレイに、鮮やかな色。手首に通知が表示されている。誰かが筆者のツイートを気に入ったようだ。妹がFacebookに新しい写真を投稿したという通知も来た。筆者は心拍数モニタボタンを押し、心拍が本来よりも少し早いことに気づいた。

 そこで再びボタンを押した。そのとき突然、Twitterの通知が3件あるというメッセージがポップアップした。その1つを開いて読もうとしたが、Gear Fitのバンドのデザインではディスプレイが縦になるため、向きを変えて読むのは難しい。横にスクロールさせてそれを読んだ後は、電子メールをチェックしようとした。数週間後、ディスプレイを縦向きにする手段を追加した新しいソフトウェア機能が登場した状態でも、それはまったく改善されていなかった。

 Gear Fitは、筆者の夢を叶えてくれているだろうか?そもそも、スマートウォッチとして優れているのだろうか?

 ウェアラブル技術の世界は、大量のフィットネスバンドが発売され、スマートウォッチも次々に登場するところまで来た。だが、その努力は理解できるものの、そこまで便利なものはまだない。この2種類の中間にあるものなら、フィットネスバンドとスマートウォッチを1つにまとめて、いいとこ取りをすることができるだろうか?

 Gear Fitはそれに近いところまで来ている。だが、筆者の理想にはまだ遠い。このデバイスにできることは多いが、特に得意とすることはない。

 最新のファームウェアアップデートでは、睡眠データの記録や縦向きモードが追加され、文字盤に対するより多くのカスタマイズが可能となり、Fitは時計として少し改善されている。しかし、Fitは依然として最高のスマートウォッチではなく、フィットネスバンドとしてあるべき姿では決してない。細長いディスプレイは、向きがどのようになっていても、より標準的な四角い画面ほど使いやすくはない。最も重要なこととしてFitは、こういった進歩的なガジェットで期待されるような自動実行するスマートさや次レベルのソフトウェアを欠いている。2013年から前進しているが、十分な飛躍とはいえない。


提供:Sarah Tew/CNET

日常使いできるウェアラブルか、それとも「Gear Lite」か

 2013年にサムスンが示したウェアラブルのビジョンである「GALAXY Gear」は、新たなGearシリーズが発売されたのを受けて生産中止となった。「GALAXY」の名前は完全に消え(これとともにOSも「Android」から、最近台頭している「Tizen」に変更された)、選択できる製品も「Gear Fit」「Gear 2」「Gear 2 Neo」の3つになった。Gear 2はスマートウォッチとしてのGALAXY Gearの後継機種であり、Gear 2 Neoはそのエントリークラスに位置づけられる。しかし、Gear Fitは新しいタイプのデバイスであり、フィットネスバンドとスマートウォッチのハイブリッドだ。Fitは、2013年に発売されたGALAXY Gearや2014年に登場したGear 2およびNeoとは異なり、独自のアプリがない。その代わり同デバイスは、スマートな機能をオンボードで幅広くそろえており、スマートウォッチとしての大部分をまかなっている。

 理屈の上では、ずっと筆者が欲しいと思っていた完璧な組み合わせになりそうだ。フィットネス記録デバイスと、本物のスマートウォッチが1つのバンドになれば、筆者のニーズはすべて満たせる。しかし実際には、完璧というのは難しいものらしい。Gear Fitは、歩数や心拍も計測できるように機能を切り詰めたスマートウォッチか、フィットネスバンドに機能を追加したものだと思えばいい。


提供:Sarah Tew/CNET

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