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「HTC One M8」レビュー--エレガントかつ超高性能な最新主力スマートフォン - (page 6)

Brian Bennett (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2014年04月07日 07時30分
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 その唯一の用途は奥行き知覚であり、これによって、M8では非常に興味深いトリックが可能になっている。M8で写真を撮影するたびに、2つ目の視点からの、奥行きを検知するレンズを通じて、光学データが取得され記録される。その結果、HTC One M8では写真を撮影した後で、焦点を変更することができるようになった。例えば、手前にある被写体に焦点を合わせ、同時に背景の被写体をぼやけさせる処理を事後的に行うこともできる。

 基本的に、HTCは浅い被写界深度で同じ写真を撮影している。これは熟練したデジタル一眼レフカメラのユーザーが、美的効果を得るためによく使う手法だ。これはまた、より賢いソフトウェア処理を実現するために、Nokiaの「Lumia 1020」やLytroのカメラでも使われているテクニックでもある。HTCはこの機能を「UFocus」と呼んでおり、写真編集メニューから利用することができる。また、同じ場所に「Foregrounder」と呼ばれる機能もある。これは、背景に特殊なフィルタを適用するもので、その効果には、鉛筆によるスケッチのシミュレーションやモーションブラーに加え、季節の移り変わりを表すオブジェクトのアニメーションまである。最後の効果については、雪や桜の花びらが降ってくるところを想像してもらえばいいだろう。HTCが「Dimension Plus」と呼ぶ機能は、写真に3Dアニメのような奥行きを与えるもので、これを使うと写真を前後に傾けることができる。

写真にLytroのようなフォーカス効果を加えることができる。
写真にLytroのようなフォーカス効果を加えることができる。
提供:Brian Bennett/CNET

 先代HTC Oneの「Zoe」エンジンが、ここでも使われている。これは、HTC One M8のギャラリーアプリが、画像や動画がイベントや日付ごとにグループ化し、あらかじめ用意されたテーマや音楽を付けたハイライト映像に自動的に編集することを意味している。この機能はあれば嬉しいものだが、写真や動画を並べ替えるのが難しくなる場合もある。特に、探したいものをいつ撮影したかを正確に思い出せない場合には問題になる。

 前述のようなM8のカメラの非凡な機能のほか、夜景、HDR、スウィープパノラマなどの大量の撮影モードが用意されているのに加え、カメラのほとんどあらゆる項目に関して手動設定を行うことができる。ただし、写真の解像度はその例外だ。HTCが写真のサイズに対する操作を制限しているのは、このスマートフォンに搭載されている「UltraPixel」センサ(4メガピクセル)の解像度が、GALAXY S4やGALAXY Note 3、G3(すべてより細かい13メガピクセル)よりも低いためかもしれない。

浅い被写界深度は、車の写真をよりグラマーにする。
浅い被写界深度は、車の写真をよりグラマーにする。
提供:Sarah Tew/CNET

 テスト写真の画像品質が、筆者の懸念を裏付けることになった。筆者の経験では、屋内写真、屋外写真とも色もホワイトバランスも正確だが、細部はソフトに見える。さらに、HTC One M8のカメラの性能を調べていくと、ライティングの条件の幅が大きい風景は苦手で、HDRモードでは明るい空は白飛びしてしまうことが多いことがわかった。HTC One M8での撮影は高速であり、再撮影までにかかる時間はほとんど一瞬だった。

HDRモードは陰になっている部分の細部を明るくしてくれるが、明るい空では白飛びが起こることがある。
HDRモードは陰になっている部分の細部を明るくしてくれるが、明るい空では白飛びが起こることがある。
提供:Brian Bennett/CNET

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