Facebookは米国時間3月13日、「News Feed」で自動的に再生される15秒間の動画広告を、12億3000万人のFacebookユーザーを対象に段階的に導入すると発表した。同社はこれまで3カ月間の試験導入を実施してきた。
「Premium Video Ads」と呼ばれるこの新しい広告は、テレビ広告をモデルに考案されており、豊富な資金を持つ広告主らが、1日の間に特定の時間間隔で、非常に広範囲にわたるFacebookユーザーにアクセスできるようにすることを目的としている。1日あたりの広告料は、100〜250万ドルと報じられている。
動画広告は、画面上に表示されると音声なしで再生される。ユーザーはスクロールして広告を飛ばすことができ、また、広告をタップして動画を全画面表示に拡大して音声を聞くことができる。
ユーザーはこのような新しい広告を、今後数カ月のうちにウェブおよびモバイル上のNews Feedにおいて目にするようになるとFacebookは述べた。同社は現在、少数の広告主とのみ提携しながら、同広告に対するユーザーらの反応をモニタリングし続けているという。
Facebook上の他の広告とは異なり、Premium Video Adsは、クリエイティブな品質と「見る価値があるかどうか」について審査された上でフィードに表示される。Facebookは、Ace Metrixという企業と共同で、この広告を同社のソーシャルネットワーク上に流す前に確認すると述べた。
この取り組みは、多額の広告料を支払う広告主らに対し、テレビよりも同社ネットワークの方が、ターゲットオーディエンスに訴求するためのより融通の利く優れた媒体であることを示すという、Facebookの目標の一環である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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