遅まきながらでも、Nexus 5においてLTEが搭載されたのは素晴らしいことだ。個々のデータ伝送速度はさまざまな条件によって変わってくるが、筆者はサンフランシスコでAT&TのLTEネットワークを使用してテストしてみた。その際の接続はおおむね強力かつ安定したものであった。
米CNETとThe New York Times、ESPNのモバイル向けサイトのロード時間は、平均すると4秒であった。また、デスクトップ向けサイトのロード時間は、それぞれ6秒と10秒、5秒であった。筆者はOoklaの「Speedtest.net」アプリを使って日中のさまざまな時間帯でテストしてみた。結果を平均するとダウンロードは21.29Mbpsであり、アップロードは12.29Mbpsであった。なお、37.61Mバイトというサイズのゲーム「Temple Run 2」のダウンロードとインストールは23秒という印象的な速さであった。
Google Nexus 5 | パフォーマンス テスト |
---|---|
4G LTEダウンロード速度(平均) | 21.29Mbps |
4G LTEアップロード速度(平均) | 12.29Mbps |
アプリのダウンロード (Temple Run 2[37.61Mバイト]) |
23秒 |
ウェブサイトのロード (米CNETのモバイル向けサイト) |
4秒 |
ウェブサイトのロード (米CNETのデスクトップ向けサイト) |
6秒 |
再起動時間 | 24秒 |
カメラ起動時間 | 2.41秒 |
プロセッサ
本体内には2.26GHzの「Snapdragon 800」プロセッサが搭載されている。この携帯では、基本的かつ必要な作業が容易に行えるようになっている。このため、画面のロック解除やキーボードの呼び出し、ホームページへ戻るといった操作はすべて気軽に実行できる。また、シャットダウンして起動するまでには平均24秒かかり、カメラの起動には平均2.41秒かかった。
基本的とは言えない処理も軽々こなせる。グラフィックスを多用するゲーム「Riptide GP2」をプレイした際のフレームレートは高く、スムーズであり、水しぶきが飛び散るアニメーション効果もクリアできびきびと動作していた。また、「3DMark」ベンチマークの実行では、17966というスコアを叩き出した。ちなみに「GALAXY S4」は10511であり、「HTC One」は10246、「iPhone 5s」は13948であった。
バッテリ持続時間
Wi-Fiを無効化してLTEを有効化した場合、Nexus 5の2300mAhのバッテリ(取り外しは不可)は最大17時間の通話が可能だとされている。Googleによると、双方の機能を有効化した場合でも、300時間の待ち受けが可能となっているという。また、インターネット接続テストではWi-Fiで8.5時間、LTEで7時間となっているという。
米CNETでのバッテリテストにおいて、動画は9.88時間連続再生できた。比較のために書いておくと、同じテスト条件において、同容量のバッテリを搭載したHTC Oneは9.62時間、2600mAhという若干大きめのバッテリを搭載したGALAXY S4は10.33時間であった。
また、通話時間のテストを複数回行った結果、Nexus 5は平均17.61時間という素晴らしい結果を残した。なお、GALAXY S4では19.37時間、3000mAhのバッテリを搭載したLGのG2では23.47時間の通話が可能であった。
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