GoogleのNexus 5について取り沙汰されているあらゆる点で出てくる結論であるが、このデバイスは完璧なものではない。明瞭な1080pディスプレイも、現在販売されている他のハイエンド携帯のものほど明るくはないし、8メガピクセルカメラは精彩に欠ける写真や動画を撮影してしまうケースもあり、KitKatは具体的なメリットを数多くもたらしてくれるわけではない。
しかし一歩離れたところから、32Gバイトモデルで399ドルというこの携帯電話と、650ドル以上のSIMロック解除された携帯電話(サムスンのGALAXY S4やHTCのOne、AppleのiPhone 5sなど)を比較すると、Nexus 5の大きな魅力と値ごろ感が見えてくるはずだ。パフォーマンスは安定しており、皆の期待に沿う高い仕様となっている。
これにはスムーズに動作するパワフルなプロセッサと、鮮明なディスプレイ、十分長持ちするバッテリ、LTE接続によるデータ転送といった機能も含まれている。そして、電話としても申し分なく、クリアな通話品質が実現されている。さらに、OSの断片化に終止符を打つというKitKatの約束には、やっとという感もあるものの、やはりうきうきさせられる。
こういった点すべてを考慮すると、同携帯をめぐる喧噪がAndroidマニアの間だけにとどまっていない理由も容易に見えてくるはずだ。Nexus 5は、安価かつ優れた携帯を探し求めているすべての人にNexusブランドの魅力を伝えるものとなっているわけだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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