電通は9月20日、海外本社の電通イージス・ネットワーク(DAN)が、傘下のイージス・メディア・イベリアを通して、スペインの広告代理店「Ymedia(ワイメディア)」の株式51%を、同社主要株主から取得したと発表した。
ワイメディアの買収に伴い、ワイメディアの主要株主であるデジタルエージェンシー「Wink TTD(ウインク)」の株式31.8%も取得。DANは今後、ワイメディアとウインクの株主との個別合意に基づき、2019年までに、2社をイージス・メディア・イベリアの100%子会社にする予定だ。
ワイメディアは、スペイン・マドリードにおいて、調査、戦略立案、メディアバイイング、コンテンツ制作などの広告コミュニケーションサービスを提供している。2006年に設立し、資本金は60万ユーロで、従業員数は50名。
ウインクは、同じくスペイン・マドリードにおいて、ワイメディアのデジタル部門としての役割を担当。2011年に設立し、資本金は5500ユーロ、従業員数は41名。
電通グループはこれまで、スペインのメディア事業においては、Carat(カラ)とVizeum(ビジウム)という2つのブランドで事業を展開してきた。今回の買収を契機に、現Vizeum Spain(ビジウム・スペイン)を、買収後のワイメディアに統合し、より強固なサービス体制で事業を継続したい考えだ。
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