1日1投稿を基本にしているのですが、ネタ探しはなかなか大変で、担当者も苦労しています。「タニタの社内見学シリーズ」として、敷地内に足のつぼを刺激する「健康小径」や、「Muscle」「Calorie」など健康にちなんだ名前が付けられている会議室名などの話題を紹介しています。社員紹介の場合は、登場してくれる社員に直接交渉もします。
このようにFacebookは一つずつネタを探し、Twitterはライブ感というかその場のノリを大事にしています。
公式アカウントを運営していて感じることなのですが、企業イメージとはかなりギャップのあることをツイートしても、企業イメージが下がることはありません。それはタニタブランドが確固たる地位を確立しているからこそできるのだと思いますが、そのタニタブランドだからこそツイートとのギャップが面白いと感じてもらえます。
Twitterは検索ができるので、タニタの商品を購入した、こう使ったというツイートを、フォローやリツイートをさせていただくことで、PRを織り交ぜています。またタニタでは活動量計「カロリズム」という持ち歩くことで、消費カロリーを計測、表示できる商品を販売しているのですが、サイズが小さいため、外出するときに忘れやすいんですね。そこで、毎朝「カロリズムをお忘れなく」というツイートをするよう指示しています。
これはほぼ毎日、朝イチにツイートしていたのですが、「毎朝ツイートを見ていて気になって購入しました」というお客様もいらっしゃって、販売を促進するきっかけの一つになっていると思います。
このほかにも商品同梱のアンケートに「タニタ公式のツイートを見て購入した」という回答をいただくこともあり、営業活動にもつながっていると実感しています。ただそれでも商品関連のツイートは全体の1割くらいですね。それぐらいでちょうどいいなと思っています。タニタの商品を直接買っていただくより、タニタのファンになっていただきたいですから。
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