SBIアルヒは6月30日、住宅ローン借り換え動向をまとめた「住宅ローントレンド速報」を公表した。
同レポートによると、直近(2025年4~5月)と前年同期(2024年4~5月)との比較で、全期間固定金利型への借り換え申込件数が約5倍に増加した。日銀が2024年7月と2025年1月に追加利上げを実施し、変動金利型住宅ローンの金利が上昇したことが契機となった。
同社によれば、2025年4~5月の全期間固定金利型ローン(「ARUHIフラット35」「ARUHIスーパーフラット」)への借り換え申込件数は、変動金利型の金利上昇前だった2024年同時期と比べて2.2倍に拡大。特に、変動金利型から固定金利型への借り換えは約5倍に跳ね上がり、金利上昇への備えとして固定化を選択する動きが鮮明となった。
借り換えを申し込んだ利用者からは「今後の金利上昇が不安」「借りている住宅ローンに5年ルールや125%ルールが導入されていないため、今のうちに全期間固定金利住宅ローンに借り換えたい」「残り返済期間が30年以上あり、早めに現在の金利で固定しておきたい」などの声が寄せられたという。
借り換えを申し込んだ時点で、現行ローンの借り入れから10年以内だったケースも大幅に増加した。2024年4~5月は全体の約4割だったのに対し、2025年4~5月は約8割に達し、件数では前年比約5倍となった。住宅ローン控除の終了や固定期間選択型ローンの固定期間満了を機に、金利上昇前に固定金利へ移行する動きが加速していると同社は分析する。
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