かつて、ストックフォトがカタログや雑誌広告などの印刷物に役立っていた時代があった。ShutterstockとFacebookが米国時間8月22日に発表した提携契約は、印刷業界における新たなオンライン化の方向性を示すものだ。
今回の提携に基づき、企業はShutterstockの画像素材をFacebookのオンライン広告作成ツールから検索することが可能になる。Shutterstockによると、画像が広告に使用されるとFacebookからShutterstockに使用料が支払われ、そのうちの一部が、使用された写真やイラストの制作者にわたるという。広告主自身が料金を支払う必要はない。
広告主は、最大6点の画像を選んで、どの画像が最も効果的かを判断できる。Shutterstockはブログの投稿で、このテクノロジは今後数週間のうちに段階的に提供される予定だと述べている。
世界中で写真を販売するための手段としてデジタルカメラやインターネットが登場したことにより、ストックアート業界はこの10年間に劇的な変化を遂げた。そのビジネスは、iStockphoto、Dreamstime、Shutterstockといったストックフォトエージェンシーから配信される大量の画像とともに、インターネット上のさらに多くの画像(これをオンラインパブリッシャーが制作者の許可なく利用することも多い)によって成り立っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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