ヤフーは8月1日、スマートフォンアプリを簡単に作れるコンテンツマネージメントシステム(CMS)「Yahoo!アプリエンジン」を9月初旬から提供すると発表した。ファストメディアと提携し、同社からスマートフォンアプリ作成ツール「Yappli (ヤプリ)」のOEMを受ける形で提供する。月額料金は追って発表するとしている。なお、Yappliは月額9800円からの提供と なっている。
Yahoo!アプリエンジンは、豊富なテンプレートの中から好みのアイテムをドラッグ&ドロップするだけでiOS、Androidアプリを簡単に制作・運用できるCMS。プッシュ通知やSNS連携、動画アップロード、電子書籍ビューなどの機能に対応している。マーケットへのアプリ申請もヤフーが代行する
同日開催されたマーケティングイベント「Yahoo! JAPAN マーケティングソリューションカンファレンス」で登壇した、ファストメディアの庵原保文氏は、スマホユーザーのアプリ利用時間が増えている一方で、企業がアプリを制作する際には(1)一定のスキルが必要、(2)継続的な運用ができない、(3)コストが高い、といった課題があると説明。Yahoo!アプリエンジンによって「この3つの課題を完全に解決し、かつアプリの優れたメリットを最大限に生かせる」と語った。
ヤフーでは広告主向けに、スマートフォンサイト作成支援サービス「スマホサイトビルダー」、PCとスマホのタグ管理サービス「Yahoo!タグマネージャ」、ウェブサイトのアクセス解析ツール「Yahoo!アクセス解析」などのツールを提供してきた。ヤフー マーケティングソリューションカンパニー ディスプレイ広告ユニット ユニットマネージャの高田徹氏によれば、Yahoo!アプリエンジンはユーザーとの“コンタクトポイントの設計”を支援するサービスとなる。
今後は「Yahoo!ウォレット」などの決済機能や、「Yahoo!地図」の地図機能、Yahoo!タグマネージャのSDK(ソフトウェア開発キット)への対応によるアクセス解析機能など、同社の一部サービスも追加できるプラグインを提供する予定だ。
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