Foursquareは、ユーザーが特定の場所でチェックインした後にターゲティング広告を表示することにより、3500万ユーザーの行動から利益を出そうと奮闘している。
設立から4年目のFoursquareは位置ベースのソーシャルネットワークで、ユーザーに外出先で「チェックイン」してもらい、そのチェックイン情報を使って近隣のおすすめスポットを案内している。Foursquareは今後、ユーザーがチェックインした後に広告を表示することにより、こうしたチェックイン行動を売り上げにつなげたいと考えている。
Diageoが扱うラム酒の1ブランドである「Captain Morgan」は、こうしたFoursquareのチェックイン後広告をいち早く試している広告主の1つだと、AdAgeが報じた。Captain Morganは、Foursquareの新しい広告ユニットを使って、バーやナイトクラブでチェックインしたばかりの成人に、このラム酒を提案している。Toys"R"Usもまた、チェックイン後広告を試しており、公園やプールのような子供向けのエリアにチェックインした人に、クーポンを表示している。
Foursquareの広報担当者は、米国時間7月1日からFoursquareアプリでCaptain Morganのチェックイン後広告の表示が始まったことと、Toys"R"Usの広告ユニットは2013年6月に開始したことを認めた。広報担当者によると、Foursquareはこの広告を定期的に展開していく予定だという。
流出したスライド資料で初めて明らかになったFoursquareの新たなチェックイン後広告は、ユーザーが見た後に使える情報や提案を表示することを意図しており、クリック単価(CPC)で料金が決定される。つまり広告主は、広告がクリックされるか、あとで見るために保存された場合のみ、広告料を課金される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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