Twitterは、新たに入社する英国The Guardian紙の元データジャーナリストSimon Rogers氏を、同社初の「データエディター」に任命する予定だ。データエディターは、膨大な数のツイートが伝える魅力的なストーリーを発見するために設けられたポジションである。
The Guardianに15年在籍したRogers氏はO'Reilly Mediaとのインタビューの中で、「私が得意とするのは、データを説明して単純化し、それを理解しやすくすることだ」と述べた。
Twitterは、記者に不可欠なものとなった「驚くべき現象」であり、世界で起きているあらゆることを人々にリアルタイムで逐次知らせるツールでもある、とRogers氏は述べた。
Rogers氏の具体的な職務について詳しいことはほとんど明かされていない。米CNETはTwitterにコメントを求めたが、すぐに回答を得ることはできなかった。同氏はおそらく、大規模なポップカルチャーイベントの開催中、Twitterに1分当たり何十万件も投稿されるツイートをより深く理解する、あるいは異なる解釈をするのを支援することができるはずだ。
例えば、2013年のスーパーボウルでは、ピーク時に1分当たり26万8000件、合計で2410万以上のツイートが発生した。確かにこれを短絡的に判断すると、人々はBeyonceのハーフタイムショーを大いに気に入り、停電を楽しんだということになるが、その膨大なデータの中には間違いなくもっと魅力的な物語が隠れているはずだ。
Rogers氏によると、同氏は5月末に正式にTwitterの一員になる予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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