Twitterは米国時間4月17日、各ユーザーの最近のツイートに含まれるキーワードに基づき、広告主がターゲット広告を提供する機能を追加したと発表した。
Twitterは同日付のブログ投稿で、この新機能について「重要な新機能」だと述べ、「特に、何らかの意向に関する兆しを探し求めている広告主にとっては重要性が高い。マーケティングを行う側が適切なタイミングと文脈でユーザーにリーチできるからだ」と説明している。
確かに、無数の人々が自分のしていること、発見したリンク、興味を持ったニュースなどの事柄をツイートし、その時々で自分が考えていることをリアルタイムで世界中に伝えている。こうしたことすべてが与えてくれるヒントが、マーケティングを担う側にとって、価値あるものであることは間違いない。これまでも広告主はユーザーの訪れたウェブサイトを元にターゲット広告を打つことができたが、ユーザーのツイートには同等の価値があると言っていいだろう。
広告主は、キーワードターゲティング機能を利用することで、Twitterの広告管理画面またはAds APIを通し、特定のキーワードを含む文章をツイートしたり、そのツイートに反応したユーザーに直接リーチできる。日本のTwitterブログによると以下のように説明している。
例えばアーティストが大阪でコンサートを開くとしましょう。広告主がアーティストに関連するキーワードと地域を設定しておくことで、関西でそのアーティストの新曲についてツイートしているユーザーのタイムラインに、コンサートのチケット情報のツイートを表示することができるようになります。
そして、ユーザーにとってはこれまで同様、タイムライン上に自分に関係すると思われるプロモツイートが時々表示されるが、「Twitterを使う上で広告が邪魔にならないよう、配信頻度にも配慮しています。もちろん、自分に興味の無いプロモツイートを非表示にすることもできます」と説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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