Appleが折り曲げ可能なデバイスに興味を持っているのは、その方向でいくつかの特許を出願していることからすでに明らかになっていた。最近の求人広告と複数の特許出願でも、こうした技術が同社にとって追求すべき課題となっていることがうかがえる。
Appleが米国時間4月1日に告知した求人広告では、特に液晶ディスプレイ(LCD)、アクティブマトリクス式有機発光ダイオード(AMOLED)、フレキシブルなディスプレイに取り組める専門家を探していることが明らかになった。この求人広告はすでに取り下げられたが、詳しい求人内容を含む画面のスクリーンショットを9to5Macが公開している。
この広告ではさらに、「デザイン、製造プロセス、光学性能、実装可能性の兼ね合いを分析する」能力が必要だと書かれている。
さらにこれを確信させるのは、同じく9to5Macが明らかにした新たな2件の特許出願だ。
Appleが2011年9月に出願し、2013年4月4日に米特許商標庁(USPTO)が公開した、「折り曲げ可能な電子機器」と題する特許出願書類には、「iPhone」に似た曲がった電子機器の図が示されている。この機器は、ディスプレイ、ハウジング、バッテリ、回路基板などにフレキシブルなコンポーネントを搭載する、とAppleは説明している。
例えば、折りたたみ可能な機器ならユーザーは簡単にしまっておける。折りたたんだ状態から開くと自動的に電源が入ったり、画面が復帰したりする。
もう1件は2011年9月に出願し、2013年3月28日に公開されたもので、「サイドウォールディスプレイ付きの電子機器」と題されている。この機器はフレキシブルなディスプレイを備えており、折り曲げたまま正面と側面の両方で情報を表示して操作できるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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