グーグルの「Nexus 7」レビュー -- 「Android 4.2」搭載の7インチタブレット - (page 2)

Eric Franklin (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2012年11月29日 07時45分

 今ではおなじみになった、ホーム画面の下にあるトレイには、デフォルトの状態では「Play Store」「Play Music」「Play Books」「YouTube」「Magazines」などのGoogleのサービスが収められている。また、「Chrome」「Google Maps」「Google+」「Gmail」など、他のサービスが収められたフォルダもある。トレイの中央には、アプリボタンが配置されている。ホームボタンからアプリボタンの上にかけて上にスワイプすると、予測機能のある個人向けヘルパーである「Google Now」が現れる。

提供:Eric Franklin/CNET
アプリトレイのアイコンは、以前より小さくなっている。
提供:Eric Franklin/CNET

 Google Nowはクエリの処理に音声認識を使うことができ、現在の天気、近くのバス停の時刻表、ユーザーが興味を持つかもしれない近くのレストランの情報などを表示してくれる。Google Nowの考え方は、ユーザーが今必要としている情報を提供するというものだ。例えば時間が5時で、職場を出ようとしている頃には、わざわざ調べなくても渋滞情報が更新されて表示されるということが考えられる。とにかく、適切なタイミングで必要な情報がGoogle Nowに表示されるということを目指しているわけだ。数週間Google Nowを使ってみて、その価値は理解できるが、私は歩いて通勤しており、旅行もあまりせず、スポーツにもさほど興味がないため、私にとってはその便利さは限定的なものだった。

新しくなったポイント

 Android 4.2には数多くの新機能がある。その一部は興味深く便利なものだが、ただかっこいいだけというものもある。まず、「Gesture Type」は、「Swype」に対するGoogle OSとしての回答だ。私はSwypeユーザーではないのだが、Gesture Typeが私の指の動きを正確に解釈し、(多くの場合)入力したいものを判別してくれるのには驚いた。しかし、Gesture Typeでは「badass」という単語が入力しにくかった。これは私にとっては受け入れにくいことだ。

 タブレットの設定画面にも、アクセスしやすくなった。画面右上の角から下にスワイプすると、ショートカットのトレイが表示されるようになっており、画面の明るさ、Wi-Fi、設定、バッテリ残量、機内モードなどにアクセスできる。

提供:Eric Franklin/CNET
スムーズで模様のある背面が、Nexus 7のデザインの特徴だ。
提供:Eric Franklin/CNET

 拡大機能は、この画面の1280×800ピクセルの解像度を生かそうとするものだ。設定を有効にしておけば、連続して素早く3回画面をタップするだけで、タップした場所を中心に画面が拡大表示される。ズームとは異なり、この機能では画像やテキストのスケールが変更され、アンチエイリアスの処理が適用されてきれいに表示されるわけではない。拡大表示は、単純にすべてを大きく表示する。これは視力が弱い人にとってはよい機能だが、私はアンチエイリアス処理が行われない点に失望した。

 「Daydream」は基本的に対話的なスクリーンセーバーで、タブレットがスリープ状態の時と充電中に表示される。選択できるのは、「Clock」「Colors」「Jelly Beans」、そして私のお気に入りの「Currents」だ。Currentsアプリを使うと、フィードから入手した記事がゆっくり画面上をスクロールし、その1つをタップすると、その記事を開くことができる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]