米CNETが選ぶ2012年テック業界の出来事ワースト10 - 7/10

4位：Research In Motion（RIM）の「BlackBerry 10」発売延期

　RIMよ、もううんざりだ。われわれはRIMが2012年に再び軌道に乗ることを期待していた。本当だ。しかし古い人間というレッテルを貼られないように、人前で自分の「BlackBerry」を隠すことにはもう疲れた。とはいえ、われわれはBlackBerryの打鍵感のあるキーボードの価値を信じていたし、素晴らしいアプリは実はそれほど重要でないと述べた。本当に重要なのは、電話と電子メールとセキュリティ、おっと、こんな本心でないことは言うべきでない。

　RIMがまたしてもBlackBerry 10の発売を延期したとき、われわれは同社を見限った。現在の発売予定日はクリスマスシーズン直後の2013年1月だ。つまりギフトの選択肢にはならない（そしてクリスマスツリーの下にBlackBerryが置かれることを望まないガジェットファンなどいるだろうか）。セキュリティの意識が高いIT管理者がRIMを見限って「iPhone」や「Android」携帯電話をネットワークに迎え入れ始めたとき、われわれはRIMに見切りをつけた。そして米政府機関までもがBlackBerryの使用中止を論じ始めたとき、われわれはもうたくさんだと思った。

　われわれはBlackBerry 10が成功することを願っている。本当にそう思っている。しかしほとんどの人にとっては遅すぎるタイミングだ。既に他機種に乗り換えてしまい、契約に縛られている。われわれはもう次の段階に移ったのだ。幸運を祈る。

提供： CNET