「iPhone 5」レビュー--デザインや機能、使用感など紹介(後編) - (page 4)

CNET News staff  翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 石橋啓一郎2012年10月04日 07時30分
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バッテリ

 私は次のような心配をしていた(読者も同じだったはずだ)。薄く、軽くなり、4G LTEまでも使えるようになった今、「iPhone 5」のバッテリはどのくらい持つのだろうか。LTEは一般に多くの電力を消費しがちだが、実際にはiPhone 5はかなりのバッテリ持続時間を持っている(Motrolaの「DROID RAZR MAXX」ほどではないにせよ)。Appleは、iPhone 5のバッテリ持続時間は、3Gを使った通話時間で8時間、3Gでのウェブ閲覧で8時間、LTEでのウェブ閲覧で8時間、無線LANでのウェブ閲覧で10時間、動画再生で10時間、音楽再生で40時間、待ち受け時間で225時間持つと約束しており、これは理屈の上では「iPhone 4S」とほぼ同じだ。

 私が、AT&TのiPhone 5を1週間使ってみたところ、結果は期待できるものだった。私は通常朝8時頃にiPhone 5を電源から外して、通話、ウェブサーフィン、動画の再生、ダウンロード、ゲーム、無線LANおよびLTE越しのFaceTimeなどに使用し、4G LTEを使った「MacBook Air」のホットスポットにさえ若干使用したが、バッテリは毎日ほぼ1日中持った。あるときは、朝7時半頃に電源から外し、バッテリは夜11時まで持った。別の日には、朝7時半に電源から外し、ほとんど真夜中まで持ったこともある。iPhone 5にしてからの方が少し多めに使っていたにも関わらず、バッテリ持続時間のパーセンテージの減り方は、iPhone 4Sの場合とほぼ同様だった。

 米CNETは、さまざまなキャリアのモデルのiPhone 5でバッテリ持続時間をテストする機会を得た。より詳しく紹介するとAT&T、Sprint、VerizonモデルのiPhone 5と主要なAndroid端末やiPhone 4Sとで通話時のバッテリ持続時間を比較した。その結果は以下の通りだ。

テスト端末通話時間(時)
AT&T iPhone 57.37
Verizon iPhone 58.44
Sprint iPhone 4S9.25
LG Intuition9.95
Motorola DROID RAZR MAXX19.78
Nokia Lumia 9006.86

 これらの結果によると、AT&TのiPhone 5では平均7時間22分で、SprintとVerizonモデルではAppleが8時間としている通話時のバッテリ持続時間を超えた。

提供:CNET
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新しくなったヘッドフォン、「Lightning」コネクタ

 ここでは、新しいLightningコネクタと、Appleがデザインし直した同梱ヘッドホンである「EarPods」をまとめて説明する。われわれが当たり前だと考えていた、もっとも小さな付属品である同期ケーブルやヘッドホンでさえ、今回は変更されている。Lightningコネクタは、小型化され、リバーシブルになった、USB 2.0で利用できる充電・同期用のケーブルであり、それ以上のものではない。このコネクタは、どちらの方向でも差し込むことができ、抜き差しも簡単になるよう設計された。そして、実際にそうなっている。また、このコネクタはより小さく、スペースを取らないように設計されたが、これも実際にそうなっている。

提供:CNET
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 ただし転送速度については、Thunderbolt(雷鳴)とLightning(稲妻)というつながりから想像できるほど高速ではない。8ピンのLightningポートはUSB 3.0やThunderboltとは共用できず、Appleがこれまで意図的に使用してこなかった、既存の充電・同期用ポートの標準であるMicro-USBとさえ相互運用できない。このポートは、従来のiPhone、iPod、iPadで使用されていた30ピンポートと同様、Apple独自のものだ。Lightningポートは、30ピンポートよりも使いやすく、差し込みやすい。しかし、他のメーカーがポートのサイズや設計を変更してきた中、iPhoneの周辺機器ビジネスは巨大だ。世界中にある既存の30ピンケーブルとドックのインフラは、突然時代遅れになってしまった。

提供:CNET
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 これにより、新しい周辺機器か、新型ポートを旧型ドックで使用するための29ドルの30ピン-Lightning変換アダプタかのどちらかが必要になった。そして、このアダプタはやや不格好に感じられるかもしれない。また、このアダプタではビデオ出力はサポートされていないことも念頭に置いておいて欲しい。そのためには、Lightning-VGA変換ケーブルまたはLightning-HDMI変換ケーブルが必要であり、どちらもiPhone 5の発売後に提供される予定になっている。多くのiOS関連の周辺機器では、「Apple TV」を含めて、物理的なコネクタではなく無線ストリーミングが使用されている。客観的に言えば、私は小さいデバイスには小さいコネクタを採用するという考え方に賛成だ(新型iPodでもLightningコネクタが使われている)。だが、Appleが少なくとも同期速度をもっと向上させるか、無料の30ピン変換アダプタを提供していれば、この変更はもっと魅力的なものに感じられただろう。少なくとも、電源プラグ側は同じUSBなので、その辺りに余っていたものを使用することができる。

提供:CNET
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 米CNETは、iPhone 5に同梱されている、Appleが新たにデザインした29ドルのEarPodsもレビューしている。これは以前の使い心地がよくないAppleのヘッドホンに比べれば喜ばしいアップグレードであり、Appleのハイエンドヘッドホンが79ドルしていたことを考えると、値段も高くない。このヘッドホンは以前より良くなっており、無料で手に入るものにしては品質もよいが、マニア向けのヘッドホンの代わりとして十分なものであるとは言えない。

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