Googleは米国時間7月26日、iOS版「Google Earth」をアップデートし、6月6日に発表していたものと同じ3D画像表示機能を搭載した。なおAndroid版Google Earthでは、6月27日のアップデートでこの機能が利用可能になっている。
これによりiOSユーザーは、ロサンゼルスやサンフランシスコのベイエリア、ボストンなど、Android版と同じ14の地域を閲覧できるようになる。また、Googleはさらに多くの3D都市データをデータベースに追加し、双方のプラットフォームに対して同時に公開していくとしている。
では、Googleがさらに多くの3D都市データをデータベースに追加するのはいつ頃になるのだろうか?Googleのジオチームで製品マネージャーを務めるPeter Birch氏によると、現在作業が進められているところだという。
Birch氏は米CNETとのインタビューにおいて「2012年の終わりまでに、(対象となる都市の総人口を)3億人にすることを目標としているが、それは2012年の目標でしかない」と述べるとともに「さらに追加、拡張していくことを考えている」と続けた。
6月6日の発表においてGoogleが詳細に解説したプロセスには、大都市エリアの上空をくまなく飛行し、さまざまな角度から空撮を行うというものも含まれている。その後、局所的なジオメトリ情報を用いて高解像度画像をつなぎ合わせ、ユーザーがどのような角度からでも閲覧できる3Dタイルの生成を行っている。
今回のアップデートでは、3D機能のほか、新しいツアーガイド機能が含まれている。同機能は、興味をひく都市を一覧表示し、ユーザーにその場所へ飛んで見せることが可能だ。Googleは6月の地図のイベントで同機能のデモを行い、人々が訪れたい場所についてより多くを学ぶために利用できるだろうと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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