Googleは米国時間6月6日、モバイル版「Google Earth」の完全3D版を発表した。
ユーザーは主要都市の3D画像の中を動き回ったり、回転させたり、さまざまなインタラクションを起こしたりすることができるようになる。Googleは、数週間のうちに「Android」と「iOS」版で、複数の主要都市を同機能に対応させる予定だと述べた。
Google Earthの製品マネージャーであるPeter Birch氏は「ここでは魔法を創造したいと考えている」と述べた。「このサービスは、都市の上空を飛んでいるようなイリュージョンを生み出す」(Birch氏)
同サービスは、2012年末までに人口3億人分の都市に対応する予定だとBirch氏は述べた。最終的には、あらゆる場所に対応することを目標としている。
Googleは、新たな3Dレンダリング技術を利用して画像を作成している。同社はAndroidタブレットを使ってサンフランシスコのデモで披露し、市内を動き回って見せた。
Googleは航空写真を撮影するための飛行機に投資しており、航空写真から3D画像を抽出する作業を自動化している。同社は何年間も前からこれに取り組んでいるが、やっと今回Google Earthの画質を向上させることができたとBirch氏は述べている。
同機能は、現在利用されている画像やレンダリングの寄せ集めではない。現在利用されているものは正確でなく、視覚的にも美しくないとBirch氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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