UPDATE Googleは米国時間7月26日、カンザスシティで1Gbpsのブロードバンドサービスを提供開始した。また同日、「Google Fiber TV」という新しいインタラクティブテレビサービスも発表した。
Google Fiber TVは、テレビ用のインタラクティブな検索機能を提供するサービス。ユーザーは、自宅のDVRに加えて「Netflix」などのサービスのコンテンツを検索できる。番組や映画を1080pの高解像度で最大500時間まで保存できるDVRも提供され、テレビ番組を同時に最大8本録画することが可能である。
用意されているパッケージは3種類。「Gigabit +TV」サービスは月額120ドルで、上り下りともに1Gbpsの通信が提供される。データ利用量の制限はない。また、1テラバイトのクラウドストレージ「Google Drive」も利用できる。テレビサービスには、すべての一般のテレビ放送チャンネル、Google Fiber TVチャンネル数百種、オンデマンド配信のテレビ番組が数千種、映画チャンネルが含まれる。
Googleは、Discovery ChannelやESPNなど既存のケーブルチャンネルが同パッケージに含まれるかどうかは明らかにしなかった。Googleはまた、サービスに申し込んだ人全員に同社の「Android」搭載タブレット端末「Nexus 7」を無償で配布する予定だ。
第2のパッケージはブロードバンドだけを利用する顧客向けとなっている。月額70ドルで、上り下りともに最大1Gbpsの接続を提供する。1テラバイトのデータストレージやネットワークボックスも提供する。
導入期間中にこれら2種類のサービスのいずれかに申し込んだ世帯は、300ドルの敷設料金が免除される。
第3のパッケージは、まだブロードバンドを利用していないとみられるカンザスシティ地域全体の25%の住民を対象にしている。Googleはこのサービスを期間限定で提供する予定だ。ファイバーネットワークの敷設料金300ドルを支払う必要があるが、下り最大5Mbps、上り最大1Mbpsの接続を7年間にわたって無料で利用できる。途中で他のパッケージにアップグレードすることも可能だ。Googleはこのプランの顧客に対し、敷設料金300ドルを月割りで支払うこともできるようにする予定で、その場合、1年目に毎月25ドルを支払うことになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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