富士フイルムは、Google傘下のMotorola Mobilityの複数の携帯電話とタブレットが、デジタルカメラと写真技術に関する4件の特許を侵害しているとして提訴した。
富士フイルムは米国時間7月10日、米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提訴した。それまでライセンス契約についてMotorolaと交渉を試みたが妥結に至らなかったという。同社は2011年4月、特許侵害を受けているとの認識をMotorolaに伝え、代表者らと対面で会合を行った。しかし、これらの協議はライセンス契約には至らず、侵害行為は続いたという。
訴状に挙げられた4件の特許は以下の通り。
富士フイルムは、複数の携帯電話やタブレットが上記のうち一部または全部を侵害していると主張しており、これには「DROID X」「RAZR」「RAZR MAXX」「DROID BIONIC」「XOOM」も含まれる。同社は訴訟により損害賠償(金額は未定)と弁護士費用の支払いを求めている。
米CNETはMotorola Mobilityの親会社であるGoogleに対してコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。
Motorolaは6月、Appleが複数の特許侵害を主張して同社を提訴していた件で連邦判事がこれを棄却したことにより、特許訴訟におけるまずまずの勝利を収めている。この判事は、いずれの側も損害を証明できていないとして、いずれにも請求の再度申し立てを認めないという条件付きの棄却を行った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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