MM総研は7月12日、2011年度通期(2011年4月~2012年3月)の国内タブレット端末と電子書籍専用端末の出荷状況と将来予測の結果を発表した。調査によると、2011年度のタブレット端末出荷台数は前年比2.3倍の278万台、電子書籍専用端末の出荷台数は前年比2.1倍の33万台となった。
2011年度のタブレット端末のメーカー別出荷台数シェアは、iPadシリーズのアップルがトップとなった。2位はGALAXY Tabシリーズを投入したSamsung。3位はARROWS Tabシリーズの富士通で、国内メーカーとして唯一、出荷台数上位3メーカーにランクインした。OS別シェアでは、アップルのiOSが首位となった。
今後の市場予測では、2016年度にタブレット端末市場が798万台に、電子書籍専用端末が306万台に拡大する予測としている。タブレット端末については、現在主流の画面サイズ8インチ以上の「ホームタブレット」に代わって、今後は7インチ台以下の「モバイルタブレット」が市場を牽引するという。
MM総研では2011年度までのWindowsを搭載したスレート型PCはタブレット端末出荷台数に含めていないが、2012年度以降の発売が想定される、タッチスクリーンに最適化されたWindows(Windows 8やWindows RTなど)搭載製品については、今後の予測台数に含めたとしている。
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