この写真の中央上部にある「りゅうこつ座イータ星」(イータ・カリーナ)は、質量は太陽の100倍を超え、明るさは100万倍になるという、銀河系内にある大質量星の1つだ。この写真は可視光と赤外線のスペクトルの合成画像で、青く見える部分はちりに隠されていない領域だ。一方、赤く見えている領域は、可視光ではちりの暗い雲で隠されている。
最近のX線と赤外線での観測によって、「カリーナ星雲」のちりで覆われた領域に複数の大質量星が新たに見つかった。これは、カリーナ星雲で起こる超新星爆発の数が、従来考えられていた数の2倍になることを示唆している。
提供:NASA/JPL-Caltech/M. Povich (Penn State Univ.)