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ノキア「Lumia 900」にかかる期待--大々的なマーケティングと成功までに残された時間

Larry Dignan (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年04月05日 07時30分
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 AT&TとMicrosoft、Nokiaは連携して「Lumia 900」のマーケティングに資金を投入し、大衆が切望する英雄のような携帯電話に仕立て上げようと試みている。

 大金を投じる理由は何か。NokiaとMicrosoftが「Windows Phone」を印象付けられるチャンスは限られている。サムスンとAppleがいずれも新しいデバイスを発表する準備を進めているからだ。

 一度不発に終わると、NokiaとMicrosoftのWindows Phoneは米国で二度と復活できないかもしれない。両社が控えめな価格設定のスマートデバイスとAT&Tの過去最大規模のマーケティング活動を持ってしても消費者の関心を引き起こすことができない場合、好意的な口コミを発生させることは極めて困難になる。

 米国で今週発売予定のNokiaのLumia 900にかかっているものは、この上なく大きい。これまでのところ、Windows Phoneは米国では期待はずれに終わっている。AT&Tは「iPhone」以外にも、同社のスマートフォンの基盤を多様化させたいと考えている。そして、2年間の契約付きで99.99ドルというLumia 900の価格設定は適切だ。

 Lumia 900のこの集中的なマーケティングのチャンスは、6~8週間だ。

 つまり、8週間後までには、NokiaのWindows Phoneに対する期待が米国で実を結ぶかどうかが明白になる。この約8週間の中でほかに明白になることは何なのか、推測してほしい。それは、サムスンの携帯電話「Galaxy」の新モデルの発売日だ。さらに、Appleの「iPhone 5」についても、さまざまな憶測が出始めるだろう。消費者にとっては、NokiaのWindows Phoneの購入を控えて、次の最新かつ最高の製品を待つだけの数々の理由がすぐに生まれることになる。

 Deutsche BankのアナリストであるKai Korschelt氏は、避けて通りたいがそうもいかない、サムスンについての重要な事実を持ち出して、次のように説明した。

 われわれは、サムスンの現行のフラッグシップスマートフォンである「Galaxy S2」が数カ月以内に刷新されると考えている。Galaxy S2の販売数はこの10カ月に2000万台近くに達した。「Galaxy S3」は目を引くハードウェアスペックと工業デザインを備え、同社の将来的なシェア拡大を実現するデバイスになるだろう。S3による刷新が4月または5月に実現すれば、Lumia 800およびLumia 900デバイスによるハイエンド市場でのNokiaのシェア回復は、より難しくなると考えられる。

 Korschelt氏は、Windows Phoneに対する消費者の関心が弱いままであることも付け加えた。

 簡単に言うと、Appleとサムスンが舞台に登場する前に、NokiaはLumia 900をできるだけ多くの消費者に販売する必要がある。さらに問題なのは、シェア拡大のチャンスが限られている状況は、Nokia特有のものではないということだ。HTCも全く同じ難問を抱えている。HTCの復活のための計画は、限られた期間内に同社のデバイスが話題を集められるかどうかにかかっている。

 そして、危機にさらされているのはLumia 900の人気だけではない。Nokiaの将来、そして言うまでもなくWindows Phone全体の将来が左右される。Nokiaの年次報告書を基にすれば、同スマートフォンメーカーにとって米国は新興市場のようなものだ。Nokiaが安価な「Android」携帯電話やAppleのiPhoneに抵抗しつつ、米国で強固な地位を確立することは、中国や欧州といった要所での競争を相殺することにつながる。

 Nokiaの年次報告書によると、2011年の北米における売上高は全体のわずか4%で、2010年の5%から減少したという。Nokiaが米国で人気を得ることができたらどうなるのだろうか。良いことずくめだろう。しかし、その実現性については大きな疑問もある。Nokiaの年次報告書には、Windows Phoneに関連するリスクについての長いリストが掲載されている。最大のリスクは、「Windows Phoneを搭載したNokia製品に関して、消費者の強い関心を集めることができないかもしれない」というものだ。

 Nokiaが消費者の関心をかき立てることに成功するかどうかは、ほんの数週間のうちに明らかになるだろう。AT&TとNokia、Microsoftによる集中的なマーケティングは、6~8週間にわたって行われる。顧客を獲得するための期間はそれよりも大幅に短いかもしれない。

Nokiaの「Lumia
Nokiaの「Lumia 900」。
提供:Bonnie Cha/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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