フィンランドの携帯端末メーカーNokiaが、2012年中に10インチ端末で「Windows 8」搭載タブレット市場に参入すると報じられた。
DigiTimesが「上流部品サプライヤーの情報筋」の話として伝えたところによると、Nokiaは早ければ2012年の第4四半期にデュアルコアのWindows 8搭載タブレットを発売する見込みだという。MicrosoftはWindows 8のリリース予定をまだ明らかにしていないが、同OSは2012年中に登場するとみられており、第4四半期の直前か初めというのが大方の予想だ。
DigiTimesが伝えた情報筋の話によると、NokiaはWindows 8搭載タブレットの製造を台湾のCompal Electronicsに委託する予定で、初期出荷台数は合計で少なくとも20万台になるという。
NokiaがWindows 8搭載タブレット市場に参入するとの報道は、今回が初めてではない。2011年11月には、Nokia幹部の話として、同社がWindows 8搭載タブレットを2012年6月に発売する計画だと報じられた。
Nokiaは当時、この情報を肯定も否定もしなかった。今回の件でコメントを求めた米CNETに対しても、反応は同じだった。しかし、NokiaがMicrosoftと提携していること、そしてNokiaの「Windows Phone」搭載スマートフォン「Lumia」の製品ラインが徐々に拡大していることを考えると、NokiaがWindows 8搭載タブレットを発売するのも自然な流れと言えそうだ。
他のタブレット端末ベンダーは、話題のWindows 8を搭載した端末の発売計画をすでに明らかにしている。
Dellの最高経営責任者(CEO)であるMichael Dell氏は先ごろBloombergの取材に対し、Windows 8のリリース日に合わせてビジネス用途のタブレット製品を発表する予定だと述べている。また、複数の情報筋が先ごろ米CNETに語ったところによると、Hewlett-Packard(HP)も現在、IntelとARM両方のプロセッサを採用したWindows 8搭載タブレットを準備中だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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