Nokiaの「Lumia 900」が米国時間4月8日にAT&Tから販売される予定だ。Nokiaは、同端末の発売が、米国復帰を大々的に果たすための先導役になることを願っている。
Lumia 900は、2年間の契約付きで99.99ドルで販売される、とAT&Tは米CNETに述べた。AT&Tがこれまでに販売したフラッグシップ製品としては、最も値段が手頃な端末の1つである。
この発売には多くのものが賭けられている。Nokiaは携帯事業初期に米国市場を席巻したが、この数年は苦戦しており、同市場で話題となるヒット製品を必要としている。AT&Tは、4G LTE対応のLumia 900がまだ新しい同社の次世代ネットワークに対する興味を喚起してくれることを期待している。一方のMicrosoftは、Windows Phoneが市場で成功し、同プラットフォームの正当性を高めようとしている。
Nokiaは、T-Mobile USA向けLumia 710で米国におけるスマートフォンの提供を開始しており、同デバイスの販売は好調のようである。しかし、Lumia 710は、ハイエンド向け機能を犠牲にすることでより入手しやすい価格になるよう設計されている。そのため、大ヒットとはなっておらず、米国第4位のキャリアでの販売にとどまっている。
一方、Lumia 900は、Nokiaが提供するものとしては最高の機能をいくつかを搭載している。同端末は、4.3インチClearBlack AMOLEDディスプレイ、8メガピクセルCarl Zeissカメラレンズ、より容量の大きい1830mAhバッテリを搭載している。カラーはブラックおよびシアンブルーが提供され、ホワイトバージョンが4月22日に発売される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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