Nokiaが実際にタブレット端末の開発に取り組んでいることを、同社の設計担当幹部がフィンランドで現地時間3月15日に明らかにしたと報じられている。
NokiaのMarko Ahtisaari氏がフィンランドの雑誌Kauppalehti Optioの取材に対して述べたところでは、同氏は現在、3分の1の時間をタブレット端末の開発に充てているという。ただしAhtisaari氏はこの端末に関して、予想されているように「Windows 8」を搭載するかどうかについては明らかにせず、また全世界で発売する時期についても明言しなかった。
Ahtisaari氏の発言は、ブログサイトDigiTimesが先ごろ報じた記事の信憑性をいくらか高めるものだ。DigiTimesは、NokiaがデュアルコアのWindows 8搭載タブレットに取り組んでおり、2012年中に発売する見込みだと伝えていた。DigiTimesの情報筋によると、Nokiaは初期出荷分として全体で少なくとも20万台の端末を製造する計画だという。
Nokiaがタッチスクリーン式タブレット端末に取り組んでいるという噂は、2010年からたびたび浮上した。2011年には同社がMicrosoftと提携し、「Windows Phone 7」がNokia製携帯端末ラインの「主要」OSになったことから、NokiaがWindows 8搭載タブレットにも取り組んでいるという噂が持ち上がった。これらの噂は、Nokiaのフランス支社幹部であるPaul Amsellem氏が2011年11月に行った発言によってさらに勢いづいた。同氏はLes Echosに対し、Nokiaが「Windows 8搭載タブレット端末」を2012年6月に公開する計画だと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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