Appleにはまだライバルがいることを忘れてはいけない。市場調査会社のIDCが米国時間3月13日に発表した調査結果によると、Appleが多数の出荷台数を記録した一方で、Amazonも好調な結果を示したようだ。
IDCによれば、タブレットの「販売チャネル」向け全世界出荷台数は、2011年の第4四半期には前期比56%増となる2820万台に達したという。
2010年第4四半期と比べると、これは155%という大幅な増加になる。
IDCによるタブレット出荷台数調査の概要は次の通りだ。
Amazonは第4四半期に470万台のKindle Fireを市場に出荷し(図を参照)、タブレット市場に「すばらしい」デビューを果たしたと、IDCでは評している。
だが、Appleは出荷台数を第3四半期の1110万台から第4四半期には1540万台に伸ばしており、大きなリードを保っている。
また、Kindle FireがGoogleの携帯端末向けオペレーティングシステム「Android」のカスタム版を搭載していることから、Android製品の市場シェアは第3四半期の32.3%から第4四半期には44.6%に拡大した。その結果、Appleの「iOS」は、タブレット市場全体でのシェアを61.6%から54.7%に落としている。
2012年には需要の急増が見込まれることから、IDCは2012年の予想出荷台数をこれまでの8770万台から1億610万台に引き上げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」