パスポートを忘れたときのために、スキャンデータをiPadに保存しておこう。これが、カナダ在住のMartin Reischさんがケベックから米国に入国したときに得られた教訓だ。Reischさんは国境近くでパスポートを忘れたことに気付き、iPadのデータを使った入国を試みたという。The Associated Press(AP)が報じている。
APによると、Reischさんは友人の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けようとしていたという。記事には、Reischさんがパスポートを携行していなかった経緯は書かれていない。
カナダから米国に入国する際は、西半球海外渡航イニシアチブ(Western Hemisphere Travel Initiative:WHTI)に基づいた強化型運転免許証(Enhanced Driver's License:EDL)、または、パスポートを提示するか、トラステッドトラベラープログラムに参加している必要がある。
ReischさんはAPに次のように語っている。「とりあえず試してみようという気持ちだった。係員は国境ゲートの建物の中にiPadを持って入ってゆき、5~6分出てこなかった。これが非常に長い時間に感じられたが、係員は戻ってくると、しばらく間を置いてからクリスマスの挨拶をしてくれた」
本件について米国の税関国境警備局はコメントを控えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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