NokiaはConsumer Electronics Show(CES)の場を利用して、同社の携帯電話新機種「Lumia 900」の発表会を開催した。
同社幹部陣が米国時間1月9日の発表イベントで述べたところによると、「Windows Phone」プラットフォームを搭載するLumia 900はAT&Tの4G LTEネットワークを利用する予定で、リッチメディア体験向けに設計された4.3インチのAMOLEDスクリーンを備えているという。価格や発売時期に関する情報は明かされなかった。
ほかにも、F値2.2、焦点距離28mmのCarl Zeiss製光学レンズを搭載したカメラや前面カメラ、デュアルLEDフラッシュ、16Gバイトの内蔵メモリ、ブラックまたはブルーのポリカーボネートケースなどを備える。
Nokiaの最高経営責任者(CEO)であるStephen Elop氏によると、エンジニアはLumia 900の洗練された外観と高度な利便性を両立させるために奮闘したという。Elop氏は可能な限り多くの通信キャリアと提携したいと考えているが、容量を16Gバイトから32Gバイトに拡充する計画も含めて、9日に発表することはほかにないと述べた。
通信キャリアからのマーケティング面でのサポートについて質問されたElop氏は、何よりも先に優れた製品が必要だと述べた。それを達成した後で、デバイスのユニークな体験について消費者を啓蒙する必要がある。
Lumia 900の最初の発表の後、MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏が壇上に登場し、Windows Phoneはスマートフォン分野で「Android」とAppleの「iOS」に続く第3の有力エコシステムになると述べた。Windows Phoneのマーケットプレイスには既に5万種類以上のアプリが揃っている、とBallmer氏は述べた。
AT&Tは米国でほかのどの通信キャリアよりも多くのWindows Phoneデバイスを販売したが、やるべきことはたくさん残っている、とBallmer氏は述べた。同氏はLumia 900が販売台数の増加に貢献すると予測し、「Windows Phone 7」の売り込みに関してMicrosoftには「成長の余地」が残っていることを認めた。
AT&Tのワイヤレス担当チーフであるRalph de la Vega氏は、「Nokiaは米国で大きな復活を遂げると信じている」と付け加えた。
Nokiaは2011年10月、同社初のWindows Phoneスマートフォンである「Lumia 800」と「Lumia 710」を欧州で発表した。また、12月にはT-Mobile USA向けのLumia 710を発表している。
特集 : 年頭恒例!世界最大の家電ショー 2012 International CES
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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