Nokiaは英国時間10月26日、「Windows Phone」を搭載する同社初の端末である「Nokia Lumia 800」と「Lumia 710」を発表した。
Nokiaは、Lumia 800を「初めての真のWindows Phone」と呼び、同社が同端末を全面的に設計したと述べた。本体は耐久性に優れたポリカーボネート製で、3.7インチの「ClearBack」AMOLED(480×800ピクセル)曲面タッチスクリーンを搭載する。1.4GHzの「Qualcomm MSM8255」プロセッサを搭載し、内部メモリは16Gバイト。また、ユーザーには、Microsoftのクラウドベースサービス「SkyDrive」を介して25Gバイトのストレージが無償で提供される。
Nokiaはこれまで、自社のスマートフォンに必ず高性能なカメラを搭載することで知られてきたが、Lumia 800も例外ではないようだ。同端末には、f/2.2の「Carl Zeiss Tessar」レンズを持つ8メガピクセルのカメラが搭載される。720p HDの動画を30fpsで撮影可能で、カメラアプリケーションでは、赤目軽減、モーションブラー軽減、ホワイトバランス制御などの多種多様な編集オプションとともに、インスタント共有機能も提供されている。
Lumia 800には、Windows Phoneで提供されているアプリケーションやサービスに加えて、Nokiaの端末用に開発されたアプリケーションがいくつかプリロードされる予定。これには、「ESPN Sports Hub」、無償の音声ガイド付きナビゲーション「Nokia Drive」、パーソナライズされたチャンネルが作成可能な無償音楽ストリーミングサービス「Nokia Music and Mix Radio」などがある。
Nokia Lumia 800は、2011年11月にフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、および英国で発売される予定。価格は約420ユーロ(585ドル)になる予定で、26日からNokiaのウェブサイトで予約注文可能である。
Nokiaは、より手ごろな価格の製品として、Lumia 710も発表した。価格が270ユーロ(376ドル)の同スマートフォンは、Lumia 800と同じ1.4GHzのプロセッサと3.7インチのClearBack AMOLEDタッチスクリーンを搭載し、上述の各種アプリケーションもプリロードされる予定。ただし、内部メモリが8Gバイト(拡張スロットは最大16Bのカードに対応)で、カメラが5メガピクセルとなっている。
Lumia 710はブラックとホワイトのみで提供されるが、取り外し可能な背面カバーの色が選択できる。Lumia 710は、2011年中にロシア、台湾、インド、香港、およびシンガポールに出荷され、2012年前半にはさらに他の市場にも提供される予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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