Dow Jones Newswiresは米国時間3月6日、匿名の情報筋の話として、Appleがサムスン電子とMotorola Mobilityにライセンス契約を結ぶ意向を伝えたと報じた。Appleは同社が抱えるさまざまな訴訟の解決を目指している可能性がある。
ライセンス契約が実現すれば、スマートフォン関連各社が市場と法廷で攻撃し合った、醜い混乱の時代は終わりを迎えるはずだ。AppleはAndroid OSの勢いを止めるため、また主要なスマートフォン機能の侵害と感じたものから罰金をとるため、Androidメーカー各社を相手取った法的闘争を約2年前に開始した。
Appleとサムスンは米CNETにまだコメントを出していない。Motorolaはコメントを拒否したが、広報担当者は同社がライセンス契約に門戸を開いていると述べた。
小さな勝利と敗北を積み重ねてきたが、訴訟が継続する圧力は高まる一方であり、Appleは和解のために別の戦術を考えるようになったと、Dow Jones Newswiresは報じている。Androidが拡大し、差し止めの実施が難しくなったために、Appleは問題の解決に傾いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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