同ソフトウェアのデモを見たい人は、パート1を飛ばしてパート2を見てほしい。パート2では、Appleの動画アプリケーション担当チーフアーキテクトであるRandy Ubillos氏が新機能の一部を紹介している。
パート1
パート2
--Final Cut Studioとはどこが違うのか。
大きく異なるのは、Final Cut Studioが6種類のアプリケーションで構成されているのに対し、Final Cut Pro Xは単一のアプリケーションだということだ。Final Cut StudioにはFinal Cut Proのほか、「Motion」「Compressor」「DVD Studio Pro」「Soundtrack Pro」「Color」が含まれている。
とは言え、Final Cut Pro XにはSoundtrack ProとColorの機能が組み込まれている。だが、DVD Studio Proのオーサリングツールを使って販売用の作品を制作するプロフェッショナルや、Motionを使って合成を行う映画制作者にとっては十分でないかもしれない。
では、これらのアプリケーションがFinal Cut Pro Xに組み込まれることはないのだろうか。プレゼンテーションの終了後、Apple関係者はThe Loopに対し、「今回はFinal Cut Proの一部を披露しただけだ。今後の追加情報に注目していてほしい」と述べている。
--iMovieとはどんな違いがあるのか。Final Cut Pro Xは、iMovieよりも多くの機能を備えた格段に高度な編集ソフトウェアだ。ただし、最初にiMovieに搭載されてFinal Cut Pro Xに取り入れられた機能もいくつかある。例えば、クリップのスキミングプレビュー、ショットの種類の判別や人物検出、美しい視覚効果などだ。
つまり、iMovieを使っていて少し物足りないという人向けに、上位製品が用意されたということだ。Appleはかつて「Final Cut Express」で同様のことをしている。大きく違っているのは、Final Cut Pro Xは編集ソフトウェアの最上位製品と位置付けられ、Final Cut Expressよりも約100ドル高いということだ。
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