次世代「iPad」を求めていた熱心なAppleファンにとっては待望の時だ。Appleは、米国時間3月2日にサンフランシスコで開催の招待制イベントで、「iPad 2」を公開した。
Appleの最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏は、現在医療休暇中ながら、ヒットが見込まれているこの新製品を発表するために戻ってきた。
予想どおり、iPad 2には2つのカメラが搭載されている。また、デュアルコアプロセッサの採用によって高速になっており、CPU性能が約2倍、グラフィック速度も最大9倍になった。一方で、消費電力は初代iPadのプロセッサと同程度だ。iPad 2は初代モデルよりも薄くなっている。厚さは、初代iPadの13.4mmから、iPad2では8.8mmとなった。さらにAT&Tの3Gネットワークだけでなく、Verizon Wirelessの3Gネットワークでも動作する。
技術仕様を見てみよう。iPad 2は、高さ9.5インチ(241.2mm)、幅7.3インチ(185.7mm)、厚さ0.34インチ(8.8mm)だ。重さはわずか1.33ポンド(601g)。容量は「Wi-Fi」モデル「Wi-Fi + 3G」モデルともに16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの3種類ある。背面カメラは720pのビデオ撮影が可能で、前面カメラはビデオと静止画に適した「VGA画質」だ。
iPad 2は、米国では3月11日に発売予定で、価格は499ドルから。2010年4月に米国で発売になった初代iPadは現在、Wi-Fiモデルの16Gバイトが399ドルだ。初代iPadのWi-Fi + 3Gモデル16Gバイトは529ドル。iPad 2は、米国以外の26カ国には、3月25日に出荷が開始される。
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