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IT企業のリーダー交代の歴史--各社を悩ます「後継者選び」 - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2011年01月24日 07時30分
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 その後はCraig Barrett氏とPaul Otellini氏がGrove氏の後を引き継いでいる。モバイルコンピューティングの分野で機会を逸しつつあると言えるIntelだが、トップの交代は比較的円滑に行われてきた。これには、IntelではCEOの引退が義務化されていることも大きい。65歳になればすぐに退任することになる。しかしIntelは、幹部を昇格させる前に何年もかけて育成することによって、創設者たちが築いた企業文化を維持することにも成功している。

Hewlett-Packard(HP)

 シリコンバレーで最も古い企業であるHPも、数十年にわたる安定の後、過去10年間はCEOの交代を慌ただしく繰り返してきた企業の1社である。Bill Hewlett氏とDave Packard氏は、当時のSteve Jobsだった。文字通り自らの名前を業界で有名にし、2世代にわたるテクノロジ分野の経営者らに影響を与えてきた、力強い創設者たちだ。

CEOを継いだJohn Young氏とLew Platt氏は、「HP流」をおおむね忠実に守ったが、Carly Fiorina氏に交代すると、HPは大きく姿を変えた。テクノロジ業界最大級の企業として、財務状況は創設以来最高になったと言えるが、社員の士気はFiorina氏やMark Hurd氏の時代に大きく下がった。Hurd氏のスキャンダルに満ちた退任の後、新たに着任したCEOの下で、同社がどの方向に進もうとしているのかは誰にも分からない。

Apple

 Appleが実は前にもこうした事態に対処しなければならなかったことがあるのを忘れてはならない。Jobs氏は1985年、同社の方向性について当時CEOだったJohn Sculley氏と意見が対立し、同社から追放された。その結果はよく知られているように、Appleは10年近く低迷し、コンピュータの革新者としてのアイデンティティを失った。どうにか持ち直し始めたのは、Jobs氏が復帰した1996年ごろのことだ。

 Jobs氏の復帰後の成果としては、同社の企業価値を米国第2位に押し上げ、「iPod」「iPhone」「iPad」でテクノロジ業界の様相を何度か変えてきたことがある。一度は自分を追放した企業を今はしっかりと掌握しているJob氏が、そうした間違いが再び起こらないようにしている可能性は高い。しかし、Appleの後継者計画は完全に秘密のままだ。

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