Charles Messierのメシエカタログの51番目の項目にちなんで名付けられた「M51」は、典型的な渦巻銀河の例の1つと考えられている。地球から約3000光年離れているM51は、夜空で最も明るい渦巻銀河の1つでもある。ワールプール銀河としても知られるM51の合成画像では、NASAの複数の軌道観測により、これまでにない劇的な方法で構造の荘厳さが示されている。 典型的な渦巻構造は、M51と真上に見える隣の銀河「MGC 5195」との互いの影響によるものと考えられている。あるシミュレーションによれば、M51の鮮明な渦巻構造は、NGC 5195が約5億年前にメインの円盤部分を通過したことも一因になっているようだ。また、この重力の主導権争いにより、M51の星の形成が促進された可能性がある。伴銀河の引力によって、ガスが圧縮されて、星の形成プロセスが活性化され、さらなる星の誕生が誘発されたのだろう。
提供:NASA/JPL-Caltech
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